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HARBAL★日記

2020/12/12

クリスマス菓子

薪の形を象った、フランスのクリスマスケーキ、ブッシュ・ド・ノエル。
その昔、薪を皆で持ちよってクリスマスに集まった事から伝わっている伝統のケーキです。
森の国ヨーロッパらしい話ですね。
ロールケーキを作って、あなただけのオリジナルの飾りをつけましょう。
シュトーレン。
ドイツでクリスマスなどに焼かれるイースト菓子の一種ですが、木の実やオレンジピールなどをたっぷり入れて、森の恵みに感謝しながら頂きましょう。
中に金貨を入れて焼き、その金貨に当たった人に幸せが来るという言い伝えを聞いた事もあります。
上から粉砂糖を一杯かけて、雪をイメージして、あとは柊の葉などで飾り付けましょう。
非常に日持ちがする(1ヶ月くらい)どっしりとした風味のお菓子です。
種を二つ折にして焼くのがこのシュトーレンですが、これをクグロフ型に入れて王冠のように焼き上げたのがお菓子のクグロフです。
こちらの方が同じ種でもふっくらと焼き上がります。
私は、ミンスミートをこのお菓子を焼く時に使います。

ミンスミートは、ブランデーやラム酒などの蒸留酒に刻んだ胡桃やナッツ、オレンジピールやレーズンなどを漬けこんだものです。
私は35年前にこれを自分の台所で作り始めました。
使っては足し、その年月の香りを楽しみます。
フルーツケーキやシュトーレン(ドイツのクリスマス菓子)、クグロフの材料になります。
アルコール度の高いお酒(ブランディ・リキュール・ラム酒・梅酒など)をベースにします。
ガラスの容器に好みの酒を入れ、随時果物を入れていきます。
レーズンやオレンジなどのフルーツばかりでなく胡桃・アーモンド・その他ナッツ類を加えていくのも美味です。
香料は、シナモン・ナツメグ・オールスパイス・ジンジャー・クローブなど。
ケンネ脂などを刻んでいれてもコクがでて美味しいものです。
着色された素材は苦味が出て好ましくないので入れない方がよいでしょう。
お酒は常に材料が十分かぶるくらいに入れておきます。
ヨーロッパではこのミンスミートの出来具合でそれぞれの家庭の主婦のまめやかさが判るともいわれています。
森の国ヨーロッパの、それぞれの家庭の素敵な宝物とも言えるでしょう。
その味に憧れて、私は結婚した時から漬け込んで持っているのです。

クリスマス菓子
クリスマス菓子